Phison Electronics(PHISON; TPEx:8299)は2020年11月9日、新たなPCIe Gen4x4 SSDコントローラー、PS5018-E18(E18コントローラー)をリリースしました。E18コントローラーは、弊社のE16 コントローラー(PS5016-E16(2019年に発表した当時、世界初のPCIe Gen4x4 SSDコントローラー))を継承するだけでなく、アクセススピードを7.4GB/s (読出し)、7.0GB/s (書込み)に高速化した、現時点で世界最速のPCIe Gen4 SSDコントローラーになります。高速ストレージソリューションにおけるPhisonの技術力を今回もまた示すことになりました。
12nmプロセスとPhison独自のCoXProcessorTM 2.0テクノロジーを搭載したE18コントローラーは、Phisonのパートナーおよび顧客に、最高のパフォーマンスと卓越した電力消費効率を提供します。 さらに、E18コントローラーはPhisonが独自で開発したマルチコアアーキテクチャを採用し、AIのマルチタスクに適用するだけでなく、ゲーマー、コンテンツクリエーター、パフォーマンスマニアに対しても最適なPCIe Gen4 NVMe SSDコントローラーとなります。E18コントローラーは8チャネル構造で、読出しスピードは100万IOPS、かつ最大8TBまでの容量に対応します。これはストレージ市場で最も魅力的な高速ソリューションになると予測されます。
AMD社のクライアントコンポーネントビジネスユニットのコーポレート副社長兼ゼネラルマネージャーであるKilburn氏は、次のように述べています。 『AMDはPCIe®4.0の最初のデスクトッププロセッサとチップセット対応で業界をリードしています。AMDは、PCIe®テクノロジーに対応する新しいプラットフォームを構築し続けていくうえで、Phisonのような企業がGen4 SSD製品の提供を拡大していることを嬉しく思います。 我々は、Phisonに代表されるストレージ業界を牽引する企業と提携して、PC業界全体に新しいレベルのストレージパフォーマンスを提供することに取り組んでいきます。』
TrendFocus社のSSDリサーチ担当副社長Don Jeanetteは次のように述べています。
『今後数年間でPCIe Gen4がクライアントSSD市場をリードすると予測されています。 PhisonはGen4x4 SSDを最初に出荷した企業の一つであり、高性能のクライアント及びテストトップアプリケーション、ゲーム用途の顧客に最高水準のSSDを提供し、業界を主導する地位を占めています。』
Phison Electronicsの潘健成会長は次のようにコメントしました。 『同業他社が初めてのPCIe Gen4 SSD製品を発表しようとした時点で、Phisonは既にAMD社と共同でPCIe Gen4エコシステムをリリースし、他社より一年半も早く量産し、市場をリードしていました。 Phisonが今回発表したE18コントローラーは、PCIe Gen4のバンド幅を最大限活用し、最終顧客に7.4GB/秒という非常に高度なパフォーマンスを提供します。 Phison設立以後20年にわたる技術の蓄積を誇りに思うとともに、今後もPhisonが将来のNANDコントローラー技術と開発の方向性をリードしていくことをお約束します。』
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