Phison Electronics(PHISON; TPEx:8299)は21日米国コロラド州ブルームフィールド(Broomfield, Colorado, USA)に、開発センター Systems Integration and Engineering Group (SIE)を設立しました。近郊のエンタープライズSSDの顧客およびパートナーに対し、より万全と迅速な技術サポートとカスタマイズサービスを提供します。将来的には、Phisonの顧客サービスの品質を向上させ、Phison全体の競争力を高めることを期待しています。
近年、クラウドサービスの利用が広まり、ユーザーからのエンタープライズSSDに対するデータアクセスパフォーマンスの要求が高まり続けています。市場調査機関のデータによると、エンタープライズサーバーとエンタープライズSSDの市場規模は2024年に6000万セットの規模に達します。エンタープライズSSDの仕様も徐々にSATAインターフェイスからPCIeインターフェイスに移行しています。さらに、サーバーアプリケーションの要求が多様化してきており、標準のエンタープライズSSDではデータセンターやエンタープライズサーバーのニーズを満たすことができなくなっています。このカスタマイズのニーズはまさにPhisonが長い間やってきたことで強みの一つでもあります。この度、ファームウェア、コントローラー設計、検証、システムテストを含む万全なエンジニアリングチームでPhisonが米国に初めてのSIE開発センターを設立したことで、Phison全体の競争力を高めていきます。
Phison Electronicsの潘健成会長は、コロラド州は米国の主要なストレージ産業センターであり、国際的なストレージ製品関連企業やアプリケーション企業はコロラド州にオフィスまたは開発センターを持っていると述べました。 今回、Phisonは戦略的なパートナーと協力して、コロラド州に開発センターを設立しました。コストは高いものの、Phisonの安定した収益性と技術リーダーとして維持するための開発支出を継続的に増やすと決意を表明しました。より重要なのは、PhisonがエンタープライズSSDのTier1市場への参入および、長期にわたる顧客へのローカルサポートの約束を果たすと表明したことですエンタープライズSSD市場はPhisonにとって非常に重要であり、Phisonの戦略は同業他社の戦略とは異なります。Phisonは独自のIPおよびASICの開発能力を持っており、エンタープライズの顧客に対し、IPライセンス、カスタマイズASIC設計サービス、カスタマイズされたエンタープライズSSDソリューションを提供し、Win-Winの状況を作り出したいと考えます。