プレスリリース

近年、デジタルオーディオやビデオの鮮明さに対する消費者要求の高まりから、『超高画質』という言葉がよくつかわれるようになりました。『超高画質』の時代の到来により、消費者から、ストレージのデータ使用量の増加に加え、効率と速度に対する改善が継続的に要求されています。 NANDコントローラーチップのリーディングメーカーであるファイソンエレクトロニクス社(Phison; 8299TT)は本日(2021/2/24)、PCIeインターフェースをサポートする世界初*のSD Expressメモリーカードをリリースしました。この新製品の登場により、オーディオビジュアル機器市場の高速データ伝送のニーズを満たすことが期待されています。 ファイソン社のSD Express Card(SD 7.0)ソリューションは、今年の3月に量産を開始する予定です。

ファイソン社による世界初のSD Expressメモリーカードは、PS5017コントローラーチップを搭載しています。SD7.0仕様とPCIe NVMe互換の技術仕様をサポートし、さらには現在のすべての内蔵SDカードスロットとも互換性があるため、ユーザーは最新のSDと通信できます。今回のSD Expressメモリカードのパフォーマンス速度は約900MB / sで、最大容量が512GBの当社のUHS-Ⅱカードの3倍です。コンテンツの開発者、ハイエンドオーディオビジュアル用途、エッジコンピューティング機器などの高解像度オーディオビジュアルアプリケーション市場にとって大きなメリットとなります。

 
ファイソン社がリリースした、SD7.0仕様をサポートする世界初*のSD Expressメモリーカード

ファイソン社の潘健成CEOは、次のように説明しています。

『消費者市場でのSD、およびmicroSDカードの用途は成熟した状態になりつつあります。

一方で、産業用アプリケーション、デジタル監視、医療機器、組み込みシステム、コンテンツクリエーター向け市場は引き続き活況を呈しています。

これらのストレージアプリケーション市場は、従来の消費者市場とは大きく異なり、製品に対し、ユーザーの行動に合わせたカスタマイズされた機能や
ファームウェアの最適化を要求されることが多く、このようなカスタマイズ需要に対応できることがファイソン社の強みなのです。』

また、ファイソン社の技術責任者である馬中迅氏は、次のように延べました。

『今回リリースされたSD Expressカードの開発は、実際のところたいへんに難しいものでした。SDカードとmicroSDメモリカードのサイズが小さいと、
高速データ伝送の場合に熱放散効率が低下し、多くの場合、過熱します。 ただし、ファイソン社独自の熱保護メカニズムを採用した今回発表のSD Expressメモリカードは、

さまざまな高速モバイルストレージアプリケーションに適した熱放散効率を考慮したうえで、最適なパフォーマンスと速度性能を発揮します。』

SD7.0規格をサポートするファイソン社の最新SDExpressメモリカードの紹介動画
https://youtu.be/RjrbhKD8O48

ファイソン社のSD、microSDメモリカードソリューションの概要
https://www.phison.com/ja/solutions/consumer/removable/sd

*当社調査による

ファイソンについて

ファイソン エレクトロニクス コーポレーションはストレージ製品のコントローラを開発し、トータルソリューションを顧客に提案する会社として世界をリードしています。
当社創業から20年間に、様々なストレージソリューション(PCIe/SATA/PATA SSD, eMMC,UFS,SD カード及びUSB)を開発してきました。 コントローラIC ベース換算数は年間6億ユニット以上になります。
ファイソンは顧客に付加価値を提供するだけでなく、コンシューマー向け、エンベデッド向け、またエンタープライズ向けにも垂直統合ソリューションとサービスを提供します。
また、ファイソンはその卓越した技術力が評価され、業界の標準化活動でも主要メンバーとしても活躍しています。 ファイソンはOpen NAND Flash Interface(ONFI)グループの設立メンバーです。 また、SDA(SD Association)やUFSAの業界標準化団体にファイソン関係者から役員を出す他、 JEDEC、 PCI-SIG、MIPI、NVMeにも貢献しています。
本プレスリリースに記載されている「当社」、および「ファイソン」は「ファイソン エレクトロニクス コーポレーション」です。

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